「正しさ」じゃなくて、「育っていく」を見守っていたい。だから私は、発酵が好き。
- 19810302 奥嶋由香里
- 6月9日
- 読了時間: 3分
なぜ発酵が好きなんだろう??
なんとなく今までも感じていたことを書き出してみました。
発酵が好きなのは、
同じにならないところ
場所がちがえば、空気も違うし
季節や天気、
その日そのときの気分さえも影響したりする。
同じ材料、同じ分量、同じレシピで仕込んでも、
なぜか、まったくちがう仕上がりになったり。
でも、それが好き。
正しさや完璧よりも、
「今の、この子(菌)の状態をまるごと受けとめる」「見守る」
っていう感覚。
発酵って、見守りながら、少しずつ育っていくものだから、
それが、なんだか勝手ながら
子育てにも、暮らしにも、
どこか重なってるような気がしています。
カビが生えても、それは「ダメ」じゃなくて、「そうきたか〜」ってこと。
うまくいかない日だってあるし、
「えっ…なんで?」ってなることももちろんあるけれど、
それもふくめて、発酵のたのしさなのかと。
カビが生えても、
どうやったらこの子がまた元気になるかな?って考えて、
ちょっとだけ手を添えて、あとはまた信じて待つ。
そうやって、菌と一緒に育っていく。
…なんだか、子どもや自分との関わり方にも似ているのでは!?と多々思うところです。
菌や微生物達は小さくて私達には見えないけど、ちゃんと存在してて、一生懸命かどうかは分からないですがwそこでちゃんと生命活動してる。
しかしながら、仕込まれてどこが完成かなんて、菌達には関係のないような気がします。はい!これで完成。と思うのは、あくまでもこちら都合なのかと。だから、これでよし◎の基準はあなた次第だとおもうのです。味覚も違って当然ですからね。
置かれた環境でどんな風に途中経過を見せてくれるのか?味合わせてくれるのか?こちらの意図とはまるで違う味になることもあって、そこも丸ごと楽しませてもらってます。
途中のものを、信じて優しく見守る心で在りたいと...
生きてるうちはみんな発酵途中なのだから。
子育てしてても、仕事してても、
どこかで「正しくやらなきゃ」「間違えちゃいけない」って思って
ちょっと苦しくなること、ありませんか?
でも、菌たちと向き合ってると、
うまくいかない日も、それはそれで必要なプロセスなんだって思えてきました。
止まってるように見えても、実はちゃんと進んでる。
そんな“目に見えない成長”を、信じられるようになる。
それって、自分にとっても
すごく大切な感覚。
発酵って、料理というより“生き方”みたいなもの
もちろん、美味しくなるのもうれしいし
身体にやさしいのもありがたい。
でも私がいちばん惹かれてるのは、
発酵を通して育まれる「まなざし」
失敗って決めつけないこと。
答えを焦って出さないこと。
その人(その菌)のペースで、ちゃんと育ってるって信じること。
そんな風に自分にも、人にも、
やさしくなれる世界が私は好き
🍃そんな思いをこめて、料理教室をひらいています。
私の教室は、
「レシピを学ぶ場所」じゃなくて、
「信じて待つ力」を思い出すような場所。
毎日のごはんに、ちょっとでも“余白”や“たのしさ”を感じられたら。
自分のことも、子どものことも
「そのままでいい」って思える瞬間がふえたら。
そんな気持ちで、日々お届けしています。
もしピンときたら、
まずは公式LINEで、世界観をゆっくり味わってもらえたらうれしいな☺️
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あなたの中の菌も、きっと今日も育ってる。
ちゃんとしてなくても、
スムーズじゃなくても、
今のままで、バランスとりながらちゃんと育ってる。
あせらず、見守って、
あなたのリズムで育っていこうね🍃🍶
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